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この映画は今日で3度目の上映だし、金曜の午後1時からだし、と
のんびり12時半前ぐらいに着くように出かけたらば、アニハカランヤ長蛇の列。
昨日、みのもんたのクイズ番組に出ていた富司純子が
筋書き通りかはシランが見事1000万円を獲得した影響なのか?
いつもの待ち合い長椅子には座れず立って並んで入場を待つ。
後ろに並んでいた老夫婦が
「混んでるねえ。この人達は藤さんのファンなのかな。監督さんのファンかな」
と言っていたけど、なるほどその両方だから混んで当然なのかな。
とはいえ、結局いつもの席に座れて一安心。
ロビーでコンビニのサンドウィッチを食べて、だいぶ遅い朝食をすます。
「藤純子引退記念映画 関東緋桜一家」というタイトル通り
藤純子がほぼ出ずっぱりの、目からヨダレもんの映画かと思いきや
中盤ぐらいから片岡千恵蔵や高倉健、鶴田浩二、菅原文太らの
俺も俺もとばかりのクローズアップ。
当時の東映の社長に「スターは全員アップで撮れ」と言われたそうな・・・
「せっかくの純子の引退記念の映画なのに薄っぺらいものになってしまった」
と、後に自伝で語るマキノ監督。
でもまあ集大成っちゅーか、なにしろテンコモリ。
他に若山富三郎や藤山寛美なんかも出ていて、正にオールスター映画のオモムキ。
無論マキノ組の長門裕之や南田洋子、水島道太郎も花を添える。
ちょい役で出ていた山城新伍が、なんだか出川哲朗みたいだったなあ。
藤純子はと言えば、もうだいぶほお骨が目立つとはいうものの
日本舞踊から花札、立ち回りまで、きっちりお腹いっぱいにさせてくれた。
1972年のマキノ監督の最後となるこの映画で、藤純子は引退し
仁侠映画は終わりを迎え、以後は「仁義なきシリーズ」などの実録ヤクザものや
日活ロマンポルノが台頭する時代となるのだそうだ。
藤純子の引退にちなんで、池袋のデパートでは「藤純子展」が催されたとか。
藤純子が好きとか言っておきながら、彼女の代表作とも言える
「緋牡丹博徒シリーズ」は見たことが無い。
今日の映画もよかったんだけど、やっぱり俺にとっての藤純子は
「日本侠客伝」に出ていた初々しい頃がベストなのかもなー、と思った。
映画が終わって午後3時半過ぎ。薄曇りの外は結構冷たい風。
東京駅まで歩いて中央線で新宿へ。
市ヶ谷のお堀釣り堀あたりの桜は七分咲き。
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