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「江戸の動植物図-知られざる真写の世界」という絶版本


今日図書館に行ったら「江戸の動植物図-知られざる真写の世界」という本に
目がとまり、パラパラ見たら図版が多くて面白そうだったので借りてきた。

江戸の動植物図1

1988年朝日新聞社発行のこの本はA4変形版のサイズで、全160ページ程度のそのほぼほとんどにフルカラーで様々な動植物の細密画が満載されている。

伊藤若冲、円山応挙、森春渓などの著名な画家の作品のみならず諸藩大名が編纂した花、鳥、魚、蛇、蝶、虫、貝、蝙蝠(!)といった多岐に渡った詳細かつ鮮やかな動植物図は圧巻です。


「世の中が平和となった江戸時代の人々の最大関心事は、無病息災であった。だから幕府は、農業とともに医学を常に振興せねばならなかったのである。薬となる動植物を調べる学問を本草と呼んで、昔から医者の学ぶべき事柄であったから、鎖国の時代とはいえ本草書は、天文暦日の書とともに、オランダ、中国を問わず輸入が自由であった。多くの高価な蘭書の購入がなされたのもそうした理由によるのである。

 もうひとつ、動植物図を盛んにしたものに、各藩が殖産事業をなすにあたって「諸国産物帖」を編纂したことがある。以後、大名が自らすすんで図を描いたり、絵師をかかえるようになり、武士ばかりでなく医師や町人などからも多くのナチュラリストが輩出した。競って動植物の確かな観察による「真写」「生写」を目ざしたのであった。図譜の普及に力のあった木版画がこの時代に大いに発達して次々に動植物図集が刊行されたが、これには費用がかかりすぎたため、いまだに印刷されずに世に誇るべき優れた動植物図が埋もれたままになっている。江戸時代の財産としてわれわれに残されているのである。

 本書は、それらの一端を、新撮影して紹介しようとするものである。」(前書き全文)

江戸の動植物図2「カボチャ」
カボチャ「写生画帖」

江戸の動植物図3「コチ」
コチ「衆鱗図」

江戸の動植物図3「マンボウ」
マンボウ「丹洲翻車考」

これは1冊自分でも持っていたいと思いネットで調べてみたら、既に絶版で古本は1万円近い値がついていた・・・ ので、復刊ドットコムにてリクエストしちゃいました♪

若冲好きの人、 江戸の博物誌好きの人には是非是非見てもらいたい本なので、気になった方はぜひぜひ下記URLよりリクエストよろしくお願いします!
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=34826
 
ほんとに江戸って時代は・・・
北斎や若冲のような人も出るべくして出たというかんじか。


あとこの本のことをネットで調べていたら国会図書館のサイトで 電子展示会(!)「描かれた動物・植物 江戸時代の博物誌」 っていうページを見つけた。
まだそんなに見てないけど面白そうだっ!


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