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アウトサイダーアートへの雑感

日曜美術館でアウトサイダーアートを見る。
「アウトサイダーアート」って障害者の絵や彫刻なのかと思ってたら、微妙に違うらしい。

素朴派の画家デュビュッフェ(俺かなり好き)が提唱したと言うアウトサイダーアートの語源となった 「アール・ブリュット(Art Brut)」の定義は 「芸術的訓練や芸術家として受け入れた知識に汚されていない、古典芸術や流行のパターンを借りるのでない、創造性の源泉からほとばしる真に自発的な表現」なのだそうだ。 社会的に不完全な子供や犯罪者、身体障害者や精神病者などによる「衝動」に任せて生まれた作品を差すらしい。

番組では田口ランディという文筆家らしき女性が着物を着て出てきて、アウトサイダーアートの作品を鑑賞しながら わかりやすくもっともらしい感想を述べていて、俺はこの人嫌いだなあ、と思った。 そしてアウトサイダーな人々の「衝動」の純粋さを賛美しまくる番組内容にもちょっとウンザリした。「ここに価値を見いだした我々って素敵」的自己充足がぷんぷん臭う。

おまえらみんないっぺん佐藤真監督が撮った「まひるのほし」というエイブルアートのドキュメンタリー映画を見てみろ、と言いたくなる。そこに映し出された障害者が、「うーうー」とうめき声をあげつつ涙を流しながら紙に色を置く、美しくも苦しすぎるワンシーンを見たならばそんな取り澄ました顔などしていられないはずだろうに。

面白いと思ったのは、アウトサイダー人はみな衝動のままに手を動かし、心底からその作業自体を楽しむけど出来上がった作品には見向きもしない、ということ。
受精を目的としないオナニーのそれと同じ、行き場の無い情念。もしくは排便の快感か。まあ子供の落書きってことなんだろうけど。
おそらくは「異常」という理由だけで、ひからびた精子やウンコを愛でる上品ぶった人々の気持ち悪さをまざまざと見せつけられつつも5月に汐留に巡回するこの展覧会を見に行きたいなーと思うのであった。
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