1. 無料アクセス解析

「小袖 ~江戸のオートクチュール」展

小袖展

昨日は湿度45%なれど夏日。
テレビで「洗濯日和は今日まで」と言っていたので
台所やトイレのタオルなどを無理矢理洗濯してから
サントリー美術館の小袖展にでかける。久しぶりの外出。
よくわからなくて長袖を着て出かけたら電車の冷房切ってあって汗だく。

乗換駅で電車を待っていたら隣の椅子に座っていたサラリーマンが
iPhoneを取り出し左手で何かを調べつつ、右手の携帯でメールを打っていた。
touchかな、と思ったけどiPhoneだった。
やっぱそういう使い方になるのかな。
ちなみにiPhoneは透明なアクリルケースに入ってはいたけど
かなり手の脂と指紋でべとべとになっていて中々みすぼらしかったです。

ミッドタウンの3階にある美術館に着くと、受付からかなりの混雑。
中に入ると見事に女だらけ。男は奥様のお供をするおじさんが2人ほど。
着物を着て行くと300円割引になるからか和服姿のおば様が多い。
それにしてもみんながみんなそれぞれによく喋る。

「ほら今の着物と袖の形が違うでしょ。これが元禄小袖なのよ」
「テレビの篤姫の着物ほんとに豪華よねえ。あらこれ縫目で柄がずれてるワ」
「古い着物を仕立て直したからってあっちに書いてあったわよ。
 それはそうと家定のほんとの顔って知ってる?」
「ごついのよねえ。ほんとに暗殺されたのカシラねえ。」
ってゆーかお前らうるさすぎw

また、これだけガンガン無意識な体当たりをくらった展覧会も初めてだった。
無邪気で悪気の無いあの無遠慮なずうずうしさは、やはり女特有のものなのか
と、これまた問題発言をしたくなるかんじ。いやほんとアイツら苦手。。

でも肝心の展覧会はかなり見応えがあってよかったです。
小袖以外にも、江戸時代には下着ではなく上に羽織っていたという腰巻とか
外出時に頭から羽織っていた被衣(かづき)なんていうものもあったっけ。
メインの小袖も、豪華絢爛というよりは、大胆で洗練されたデザインの
面白さが際立っていました。

扇面模様振袖 菊模様小袖 網に魚介模様浴衣
左から 扇面模様振袖,菊模様小袖,網に魚介模様浴衣



御所車花鳥模様小袖 流水に山吹模様小袖 格子に幟旗模様小袖
左から 御所車花鳥模様小袖,流水に山吹模様小袖,格子に幟旗模様小袖



八橋に杜若模様小袖  松枝垂れ桜に蹴鞠模様小袖 楼閣庭園模様小袖
左から 八橋に杜若模様小袖,松枝垂れ桜に蹴鞠模様小袖,楼閣庭園模様小袖



格子に梅樹秋草模様小袖 当流七宝 常磐ひいなかた 雪持ち柴垣に梅樹模様小袖
左から 格子に梅樹秋草模様小袖,当流七宝 常磐ひいなかた,雪持ち柴垣に梅樹模様小袖



丸紋散らし模様縫箔 松竹梅に匂袋模様小袖 雪輪に梅春草模様小袖
左から 丸紋散らし模様縫箔,松竹梅に匂袋模様小袖,雪輪に梅春草模様小袖


「あら。これなんか若冲みたいじゃない?」なんて声も聞こえてたけど
実は若冲はこういった着物からも着想を得ていたんじゃないかな。
きっと、チョサクケンなんていう概念もあんまりなかった江戸時代だからこそ
たくさんの二次創作が生まれ、そこから更に様々にかたちを変えて
あそび心に満ちあふれた色々な作品が生まれたのかもね。
無論着物に限らず、戯画や狂歌や百花繚乱江戸のさぶかる。
根付なんざはさしずめフィギュア。

和歌の文字を部分的に刺繍であしらったものとかも謎掛け風で粋だったな。
他に光琳風の雛形を載せた「光林すかた」などの
着物の図案集というか商品カタログでもあった雛形本もいっぱい出てました。

西川ひな形
西川ひな形
 

会場を2周した午後4時半くらいには結構空いて来た。
やっぱ夕方ぐらいに来た方がよかったのかも。
平日は毎晩午後8時まで開いているんだもんね。

外に出て買った図録を眺めてたら、展示されていないものがかなりあった。
なんでも今回の松坂屋の江戸小袖のコレクションは、かなりの量のため
三回の展示替えをしていて、全期に渡って展示されているものは
わずかなんだそうな。
でもまあ、図録のものを全部一度に展示されたら
きっと多すぎてわけわかんなくなっちゃうだろうし
今回の展示だけでもじゅうぶん眼福。

着物好きの人はもちろんのこと、見て損のない展覧会だと思います。
会期は9月21日(日)までなのでお早めに。
公式ページはこちら。
http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/08vol04kosode/index.html

← ネギとかミクとか 秋分日記 →
  • 201705
  • <<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >>
  • 201707
トラックバック
この記事へのトラックバックurl → http://murakamit.blog71.fc2.com/tb.php/164-a1bb4122
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
コメント
コメントの投稿
 ※コメントの再編集・削除時に必要となります。
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。