1. 無料アクセス解析

その後の ROYAL TOWERとその周辺2:ケーブルとか足回りとか

backtower.jpg
デンマークのDALIというメーカーのスピーカーROYAL TOWERを購入した後、イタリアのメーカーAUDIO ANALOGUEのプリメインアンプPUCCINI REと、同じメーカーのPRIMO CDPというCDプレーヤーを次々と買ってしまい、もはや歯止めが利かなくなった感も否めない3年前の自分を思い出しつつ、貧乏人のプチ・オーディオ地獄第3弾!

  第1弾 ROYAL TOWER を購入するに至るまで
  第2弾 その後の ROYAL TOWERとその周辺1:アンプとCDP

というわけで、次はスピーカーケーブルの話。
さすがにケーブルは店で切り替えて試聴、というわけにはいかないので、またしてもネットのお世話に。……って、高いものだとケーブル1mあたり何万もする世界なの??と恐れをなしつつも、いろいろ見ているうちにだんだん値段の感覚が麻痺してくる。
ちなみに参考にしたのは、ピュアAU@SPケーブル とか 電線奮戦記 とか。

kimber4pr.jpgさらに店頭でも話を聞きつつ、結局買ったのはkimber の4PR。当時ビックカメラで\1,400/mくらいだったかな。それでも左右合わせて4m買ったら5600円だもんね。やっぱ貧乏人には高く感じたなあ。しかもケチって4mしか買わなかったら長さが結構ギリギリだった(汗)
この編み編みケーブルは高域が伸びて音が締まるってことだったんだけど、実際繋いでみたらなんか音が痩せたー(涙)確かに高音のシャリシャリ感は増した。でも、例えばボーカルを聴いていると、やけに子音が耳に障る。特に"s"はひどいことに。。
うーん、単純に高域を強調すればいいってわけじゃないんだな…。

タワーには高域と低域の二種類の端子があって、デフォルトではジャンパープレートっていう金属の板がL/Rそれぞれの高域と低域のchを繋いでいる。右下の図は、プレートを着けたまま高域chにケーブルを繋いだシングルワイヤー接続。
jumper.jpgdali-manu1.gif
4PRもはじめこの繋ぎ方をしていたんだけど、なにしろギスギスしたかんじに聴こえたので、ケーブルを低域に繋ぎ直してジャンパープレートも短いケーブルに換えてみたら、少しはましになった。でも、やっぱりこのケーブルはあんまり好みではないかも。
うーん、買い替えかー。。しかし、ケーブルだけでこれだけ変わるとは思わなかった。

それにしても、うちのタワーには一体どんなケーブルが合うというのだっ!!
ずっと量販店でばかり質問や試聴をしてきたので、ここらで思い切ってオーディオ専門店で意見を聞いてみようと、当時仕事場だった横浜にあるAVACへ行ってみた。
地下のピュアオーディオコーナーの店員さんに「あのー、ダリのタワーにプッチーニREとプリモCDPを繋いで使っているんですけれど」と話しかけてみると、「それはまたずいぶん濃い組み合わせですねー。RE の頃のプッチーニはいいですよね。でもプリモがいまいちだな」と、即座にツボを得た応答はサスガw

crosslinksp1s.jpgdali-manu2.gif
高域にエッジを利かせたくてキンバーの4PRを買ってみたらなんか音が痩せちゃった、と相談すると「タワーはピアノブラック?あ、ナチュラルですか。ピアノブラックの方が締まった音になるんですよね。まあせっかくタワーを選んだんだから、高域よりも中低域の魅力をもっと引き出してあげないと。」と薦めてくれたのが、CARDASというメーカーのCrosslink SP 1Sというゴムホースのようなケーブル。「これならジャズとかも元気に鳴りますよ」そうだ、うちのステレオはデューク・エリントンを鳴らすために買ったんだ。\3,600/mはちょっと高いなーと思ったけど、いろいろ教えてくれたしここで買うことにして5m18000円。。

このケーブルは4芯なので、高域/低域のそれぞれにケーブルを繋ぐバイワイヤー接続ができる。ただうちのプッチーニにはLとRの端子しかないので、アンプ側のケーブルをまとめるYラグっていう末端処理パーツが必要だとのこと。箱捨てちゃったのでどこのメーカーのものか忘れちゃったんだけど、確か5000円ぐらいしたんじゃなかったか…。まあいいや、その場の勢いだ、勢いっ。。と、すっかりカモと化したオーディオ素人を自覚しつつ、早速うちに帰って繋いでみた。
biwiring.jpgampconnect.jpg
スピーカーに繋いだ線の色を確認して、アンプ側はそれぞれ2本ずつを束ねてYラグでまとめた。Yラグの加工は、まず金具部分にドライバーでケーブルをしっかり繋いで、熱収縮するビニールパイプをかぶせ、軽くライターで炙ったらできあがり。

さて、肝心の音は…。
キンバーの後に繋いだためか、すごく音がぶっとくなった印象。高域はまあ相変わらずそこそこなんだけど、不思議とエッジが立って来た気がする。たぶん低域がしっかりしたせいなのかも。やっぱバランスなんだなあ。嬉しくなってエリントンを片っ端からかけまくる。シンバルやハイハットの音も活き活きして、ドライブ感が出た♪
とりあえずスピーカーケーブルはこれで落着~。


レコードプレーヤー次はヘッドシェルとフォノカートリッジの交換。前にも書いたけど、レコードプレーヤーは友人からもらったvictorのQL-Y3Fをずっと使っている。ヘッドシェルはfidelity research RS-10で、カートリッジはSHUREのM95ED。大学の頃はこれでジャズのLPをよく聴いていたのだが、ヘッドシェルのリード線が以前から断線気味だったため、この機会に買い替えてみることに。

アンプのPUCCINI REにはフォノ端子がついていて、MM/MCフォノイコライザーも内蔵されている。フォノイコライザーというのは、普通のライン入力に比べて電圧が低いフォノカートリッジからの信号を増幅する装置。レコードプレーヤーが一般的ではなくなって来たため、最近のアンプには標準装備されていないものが多いらしい。MM/MCというのはフォノカートリッジの方式で、MM(Moving Magnet) カートリッジは構造が簡単でパワフルで針のみの交換が容易、MC(Moving Coil)カートリッジは繊細で高音質だが電圧がMMよりも小さくて、針のみの交換が難しい。そんなわけで取り扱いやすいMMカートリッジの方が普及していて、フォノ端子があるアンプでもMCには対応していないものもあるそうだ。(→ レコードプレーヤー -wikipedia

今まで使っていたSHUREはMMカートリッジだったんだけど、プッチーニはMMとMCの両方に対応している。どちらがいいのかあまり調べぬまま、ビックカメラ新宿店のピュアオーディオコーナーの店員さんに話を聞いてみた。タワーとプッチーニはどちらも特徴のあるスピーカーとアンプだし、入力側はあまりよけいな味付けをしない端正なものがいいんじゃないか、ということでその店員さんが薦めてくれたのはDL-103という放送局で今も(?)使われているというロングセラーのMCカートリッジ。合わせるヘッドシェルはaudio-technicaのMG-10という、これまた定番だというもの。カートリッジが20000円でシェルが3500円くらいだったかな。
dlshure.jpgdl103_4.jpg
左が以前使っていたSURE M95ED+fidelity research RS-10
右が今回買ったDENON DL-103+audio-technicaのMG-10

プッチーニMM/MC切替スイッチシェルから出ている4本のリード線をカートリッジに繋いで、2本のネジでシェルに固定したら、QL-Y3Fのトーンアームに取り付けてゼロバランスを取る。んで、2.5gの適正針圧をかけたらできあがり。
さて、どんな音がするのかなーとLPをかけてみたらほとんど音が聴こえない。。。…と、プッチーニ側のMM/MCの切り替えを忘れてましたw 説明書を見たら、切り替えるためにはアンプ内部のジャンパーピンをいじる必要があるらしい。「内部かよー」と思いつつ、カバーを外してジャンパーを説明書通りにMCモードに切り替える。案外簡単で助かった。
……と、いくつかの行程を経てようやく音が出ましたー!

lovegloomcashlove.jpg「LOVE GLOOM CASH LOVE」というピアノトリオのアルバムをLPとCDの両方で持っていたので、聴き比べてみた。
音源がこもり気味のモノラル録音だからなのか、LPとCDでそれほど大きな違いは感じなかったけど、PRIMO CDPが出す音と比べるとDL-103の音はちょっと高域がきつめかな。でも量感はしっかりあって音が痩せたかんじはしないし、引き締まった音は結構理想に近いかも♪ 他のレコードもかけてみたら、ジョニ・ミッチェルとかがすごく透明に聴こえた。アコースティック・ギターもシャリンシャリン小気味よく鳴る。エリントンもCDで聴くよりビシっとしたかんじになった。ピアノもゴリンゴリン硬い♪
やっぱりプリモは音が柔らかくなるんだろうなあ、と逆にCDPのクセが確認できましたw

まあ、レコードプレーヤー自体はオンボロだし、RCAケーブルはプレーヤーに直づけされてるものなので、金さえあればまだまだ改善の余地はありまくり。そういやCDプレーヤーのケーブルも普通の安いやつだもんなあー。スピーカーケーブルであれほど音が変わるんだから入力側のケーブルだっていいのを使えばもっといい音になるはずだよね。……って、オーディオってほんとキリがない。とりあえずはレコードが気持ちよく聴ける状態になったので、これでヨシとしておこう。


なんだかタワーと直接関係ない話ばかり続いちゃったけど、今度は足回りの話。
タワーにはデフォルトでもれなくスパイクがついてくる。スパイクベース自体を取り付けないでベタ置きすることもできるんだけど、せっかくついてるんだから使わなくちゃ。
スパイクをつけてそのまま置くと床が傷つくので、スパイクに履かせるゴムキャップもついている。でもやっぱり音が悪くなるのかなあなんて思って、とりあえずはスパイク剥き出しのままレンガの上に置いてみた。ほんとはスパイク一個一個をインシュレーターっていう小さな丸い金属の台に乗せるか、まるごとオーディオボードとかに乗せちゃうのがいいらしい。なにしろ床との設置面積はなるべく小さくして、設置部分をなるべく硬くすると音が締まるとか。

インシュレーターもどきネットに「ハンズで売ってる3~4センチ角の黒檀ブロックが安くてオススメ」って書いてあったので買ってきてレンガの上に置いて、さらにそれぞれのブロックの上に10円玉を乗せたりしてみたw 確かにぼわんぼわんだった低音が締まった印象。でも、その後オーディオ屋さんで聞いたら「レンガはあんまりよくないですねー」って言われたのではずして、10円玉もそれほど意味なさそうなのではずして、今はこんなかんじ。→
一番下に敷いてあるのはコルクのコースター(?)。なんせエセ・インシュレーターなので、台の中央にくぼみがあるわけでもなく、位置微調整のときとかにつるっとすべるのが欠点かなw
ちなみにセッティングは、背面バスレフなスピーカーなので後ろの壁からは50センチぐらい離してあげて、左右ともちょっとだけ内側に振ってます。

タワーの足回り関係で参考になりそうなサイトはこちらなど。僕と違ってどちらもちゃんとしたインシュレーターやオーディオボードを使っていらっしゃいます。

 癒しの音:DALI TOWERに靴を買ったよ
 ユビュ王の食卓:リスニング環境向上計画・その2


とまあ、こんなところでオーディオ熱はようやく治まり、現在に至るw
貧乏人だし、性格的にもどこまでも音質を追求するほどのオーディオ・オタクにはなれないみたい。とはいえ、オシャレなオーディオ機器でスタイリッシュな生活を演出する、なんて柄ではもちろんなくw 
なにしろ自分の好きな音楽を気持ちよく聴けたらそれでいいのだ。

でも、このシステムにしてから音楽の趣味がちょっと変わってしまったのも確か。
とにかくアコースティック楽器が素晴らしくいい音で鳴るので、ロック系はあんまり聴かなくなってしまったし、ジャズは以前よりヴォーカルものをよく聴くようになった。それから室内楽などのクラシックをすごくいっぱい聴くようになったなあ。ヴァイオリンとかクラリネットの音が美しすぎるのでこれは必然かなw
たぶん交響曲などのオーケストラものもいけるんだろうけど、それはどっちかっていうと賃貸マンションという居住空間的に合わなくて、あまり聴いてない。もうちょっと大音量で鳴らせる環境に引っ越したいものです。


最後に、その後の我家のタワーにまつわる話をいくつか。

以前昼間にある程度音量を上げてエリントンを聴いていたら、ホッジスのアルトサックスがある音程を鳴らしたときだけ、左側のミドルレンジのコーンがビリビリ震えるようになった。なにが原因なんだかよくわからぬままドライバー使ってコーンを外してみたら、中の配線コードがコーンに当たっていた!コードをちょっと中に押し込んであげたら直りましたw

タワー買って周辺機器やケーブルを揃えていった頃はサランネットをはずして聴いていたけど、最近はホコリ防止のためにつけている。音はちょっとこもるけどまあいいかなあ、と。なにしろこのサランネット、1回取り付けちゃうとはずすのがめちゃくちゃ大変。取り付けるには、サランネットについている6カ所のプラスチックボルトをスピーカーの穴に挿すだけなんだけど、これがすっごく固いのだ。。サランネットの縁にドライバーとかをひっかけて、テコの原理でこじ開けないと取れない。でもそうするとその度にスピーカーの木肌がヘコむんだよね。。これはうちのタワーだけなんだろうか。なんかいい方法はないものかなあ。まあ、はずさなきゃいいんだけどさー。。

邪道かもしれないけど、ずっとテレビの音声をプッチーニ経由でタワーから出している。そのおかげか、今ではだいぶエージングが進んでキレのいい音になった気がするし、番組内のちょっとしたBGMやフィギュアスケートの音楽なんかが、それとなくすごくいい音で聴こえてくるのはやっぱり気持ちがいい。タワーやメヌエットなどのROYALシリーズは音の立ち上がりが遅いからホームシアターのスピーカーとかには向かないってどこかに書いてあったけど、そんなことはありません。人の声もばっちりだし、中音域が豊かなスピーカーの音でテレビを見るのはとても贅沢な気分になれるはず♪

tower-serial.jpg

そんなこんなで、僕がタワーを買ってから早3年半。
IKONシリーズ以降、デジタルAVアンプに対応したスピーカー造りにシフトした感のあるDALI社は、ROYALシリーズの製造を今年の夏をもって打ち切ったそうで、なんとももったいない限り。やっぱり今時は、こういうちょっと古くさいゆったりした音を出すスピーカーって売れないのかなあ。あったかさよりもクールさが求められているってことなんだろうか。
でも我家のタワー君には、まだまだこれからも艶のある音で素敵な音楽を鳴らし続けてもらいます!




関連text:
 DALI ROYALTOWER 購入の巻
 ROYAL TOWER を購入するに至るまで
 その後の ROYAL TOWERとその周辺1:アンプとCDP

← その後の ROYAL TOWERとその周辺1:アンプとCDP
  • 201705
  • <<
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7
  • 8
  • 9
  • 10
  • 11
  • 12
  • 13
  • 14
  • 15
  • 16
  • 17
  • 18
  • 19
  • 20
  • 21
  • 22
  • 23
  • 24
  • 25
  • 26
  • 27
  • 28
  • 29
  • 30
  • >>
  • 201707
トラックバック
この記事へのトラックバックurl → http://murakamit.blog71.fc2.com/tb.php/176-38f5cf25
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
コメント

Tower購入を考えているものですが、一連の記事、大変参考になりました。
こういう庶民的感覚からのレビューは貴重だと思います。
一切ピュアオーディオの機器をもってないですが勇気づけられたきぶんですw

こんにちは。コメントありがとうございます。
きっとオーディオに詳しい人から見たら、ちゃんちゃらおかしい内容かもしれませんw

ピュアオーディオは、お金があったらいくらでも追求できる楽しいものだと思います。
ただ、ニューサイエンスまがいのあやしげなアクセサリーが何万円もするコワイ世界だったりもするようなので、ハマリすぎにはお気をつけをw

などと言いつつ、Towerはその見た目も音も昔ながらの「ステレオ」のよさを体現している素敵なスピーカーだと思います。今や音楽はおろか映像まで手軽に持ち歩けるようになったけど、やっぱり「ステレオ」っていいですよね~。

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
コメントの投稿
 ※コメントの再編集・削除時に必要となります。
管理者にだけ表示を許可する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。