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"Deer Scroll"をスクロールする楽しみ

この夏、サントリー美術館の「シアトル美術館展」で展示されていた「鹿下絵和歌巻」。
桃山末期から江戸初期に生きた本阿弥光悦と俵屋宗達による絵巻物。

シアトル美術館が持っているのはこの絵巻の後半部分で、前半部分は日本国内にとどまったものの、ズタズタに分断されて和歌一首分ごとに掛軸になっちゃったりしたそうだ。

現在はその断簡は、個人蔵&国内のいくつかの美術館所蔵となっているんだけど、今回の展覧会ではシアトル美術館所蔵の後半部分のみならず、前半部分も可能な限りかき集めて併せて展示されていた。

ただ前半部分は会期中3度の展示替えがあって、すべてをいっぺんに見ることはできなかったので、日本美術マニアのブログなどを見るとぶーぶー文句言ってたりもした。でもまあどちらかと言えば、和歌よりも絵がメインになっているのはシアトル美が持っている後半の方だったし、それを出し惜しみすることなく全部ひろげて見せてくれていたので、見応えは充分だったんだけどねー。


と、もう終わってしまった展覧会の話をなんで今更しているかというと、シアトル美術館のサイトでこの絵巻ものをデジタル復元していて、全一巻をまるまるweb上で見られてしまうのですよ!しかも和歌一首ごとに、英語は無論としても日本語で丁寧な解説がついている。

Seattle Art Museum: Deer Scroll
(要flash9以上)

deer scroll1
deer scroll3
deer scroll2


日本の美術館でここまでやってくれているところがあったら教えてほしい。
てか鳥獣戯画とか地獄草紙とかでぜひやってほしい!!

東博とかもそうだけど、美術館でならある程度はデジタルデーターの閲覧ができる。でもわざわざ美術館行ってまで液晶モニター見たりなんかしないんだし、どうせなら美術館のパソコンで閲覧できるものを全部webで公開してほしい!

著作権って話でもなさそうだし国会図書館なんかは結構頑張っている方なんだろうけれど、やっぱまだまだ日本はデジタルアーカイブに対する考え方が古いのかなあ。それはそのまま国の民度っていうことにもなるのだろうか・・・。
「アニメの殿堂」なんかで揉めるよりもっとやることあるでしょ!


(おまけ)
国立国会図書館電子展示会「描かれた動物・植物 江戸時代の博物誌」



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