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「父親たちの星条旗」

父親たちの星条旗
昨日に続いてぴかぴかに光るいい天気。 昼を過ぎても今日も富士山がよく見える。 いつの間にやらすっかり雪帽子をかぶってる。

昼過ぎまで寝過ごした昨日は昨日で、録画してあった「ミスティック・リバー」とBSの「ファイヤー・フォックス」を見て終わり、今日こそはと気合いを入れて久しぶりに銀座へ。 イーストウッド映画はなんとなく新宿で見るのが好きなんだけど、今回はなるべくでっかいところで見たいと思ったのでした。

丸の内ピカデリー1は有楽町マリオンの一番館で800席以上あるでかい箱。 全席指定というのが便利なようでめんどくさい気もしたけど真ん中よりちょっと前あたりのまあまあよい席で一安心。

  ……

もうね、感想なんてもんはない(笑) いいとか悪いとか好きとか嫌いとかゴタク並べてもしょーがない。 パンフレットの蓮實重彦の文章ですらこの映画についてほとんど何も語ってない有様だし、もちろんプライベートライアンの「リアルな戦闘シーン」なんか持ち 出してもまるで意味がない。 きっと誰がなにを言ってもこの映画の前では「語るに落ちる」のだろう。見た人自体が自分の言葉によって丸裸にされてしまう気がする。

 ただただ黙ってひたすら見続けるしかないのは今までのイーストウッド作品と同じ (というか最近のクリント・イーストウッドの映画は、ストーリーとか演出とか俳優の演技とか全部ぶっ飛ばして、「見る」というよりは「体験」させられてし まう)。風圧のようにスクリーンから噴きつけてくるそのほとんどが厳しくて辛い現実と苦い思いなのだから、見応えどころかもうほんとにくったくたになって しまうのです。。

そして今回は戦争だなんて、まったくほんとにキツすぎる。 しかもこの映画は硫黄島二部作の片っぽなんだよね・・・ いくら史実を元に語られる物語なんだとしても、例えば戦争の記録映像の”過去性”なんかとはまるで無縁だし、フィクションとしての映画本来の”同時性”の 恐ろしさをよりにもよって二度もまざまざと見せつけられることになるのだから。 まあ「見ちまった以上後戻りはできねえな」ということなんですが・・・w

映画だけが持つ、反復を許さない強烈な一回限りの直撃の凄まじさを「許されざる者」で味わわされて以来ずっと、劇場で新作を見る度にへとへとになってきた のに、同じ時間は二度と生きられないはずなのに、そしてそれこそが映画だというのに、 クリントはそんな掟すら軽々とぶち壊す。 本当に御歳76だってのに、映画の畏ろしさを一体どこまで突き詰めて行ったら気が済むのだろう・・・  老境の域に達した卓越した巨匠のお手並みというにはあまりに過激すぎ! 



父親たちの星条旗/硫黄島からの手紙 公式サイト


クリント・イーストウッド関連のtext
アカデミー賞のクリント・イーストウッド
クリント・イーストウッドのインタビュー番組
「a Perfect World」
「トゥルー・クライム」
「ミリオンダラー・ベイビー」 ~七夕のハートウォーミング~
「硫黄島からの手紙」 ~悲情から非情へと向う、ただ独りきりの行軍~
「チェンジリング」~終わることのない、恐るべき現実の中で~
「グラン・トリノ」にうってつけの日


テーマ : ハリウッド映画 - ジャンル : 映画

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